どんなに遠くてもたどり着いてみせる 4

すぅばの孫育て記録・多発性硬化症記録

 私の母は 85です

弟夫婦と暮らしています

孫達はそれぞれ 独立した家庭を築いており

日中は 一人でおります

 

すぐ横のアパートに 父の妹が住んでおり 自分も転倒により左手首を骨折するまでは  なんの問題もなく元気に過ごしていました

もう何年になりますか~  その妹が亡くなり  出て行く場所もなくして 今は 病気に気力で 負けそうになっています

 

そんな高齢の母に  ガンバレ! とも言えず

何かにつけて 来年は無い  かもと考えてしまいます

 

興奮して電話をかけて来るときは  別人です

くってかかってきます

 挙句の果てには どうしてそんなこというんか? と怒ります

 

第一声の もしもしだけで  優しい母か  別人の母か  分かります

その位  怖い電話が鳴る音でした

ノイローゼになりそうでした

 

でもね  今は  本当に悪かったら?  と想うと   すぐに出ようと思ってます

 

死んでもええんじゃが  

こっちもあっちも     早よぉ迎えに来てぇや言いよる

早よぉ迎えに来ちゃってぇや

 

んん  あー 私は 手も足もかかる 夫を残して 先に死なれんなと思うから

やっぱ  早よ迎えにきてぇやじゃね

 

弟の嫁と話すのに  おねぇ様  あなたが東京に行ったがために  大変なことになっておる

が  しかし  あなたの存在の大きさも 思い知ったで

 

わたしも嫁さんも  ヒドイんじゃと

おねぇ様がお気に入り 

 

やれやれ   関わり方  むつかしぃねぇ

 

母の悲しむ声や顔は見たくない

わたしはこっちにもう一人  母を持っているのだから

こっちの母を充分にみれてないのに  あっちの母をみるのはどうかと 思うけど

来年がないと思うから   で   許してくださいませや

お義母様  旦那様